雑記

父の本音を初めて聞いた気がした。

投稿日:

11302013

今日、僕と父と母と晩飯を食べてた時に兄の話になった。
兄は今年就職して頑張って働いている。
兄について三人で話していた時に母が、「兄は5年働いて〇〇だね」と言った。
〇〇というのは父の会社の名前。父は祖父が作った会社を継いで経営している。会社といっても社員2人の超小企業だ。
母は兄がこの会社を継ぐだろうと思っているらしい。

その時に父が「無理に決っているじゃん。この仕事はもう住宅ローンを組んで家族を養っていけるものじゃねえ。もしそうじゃなかったら、とっくに継ぐように言っている」と言った。

僕はこの発言を聞いて凄く驚いた。というのも、僕も父の会社を兄弟の誰かが継ぐのだろうと思っていたからだ。僕は全く継ぐ気がないため、兄か弟が継ぐのだろうと勝手に考えていた。
でも、父はそういうことを暗示させる発言を今までしたことがなかった。僕はその理由として「子供には好きなことをやって欲しい」と父が考えているからだ、と思っていた。父は僕達の将来を勝手に決めるようなことをしたくないから、継いで欲しいと一言も言ってこないのだと思っていた。

けれど実際は、「この不景気の中で今後この会社が生き残っていくのが厳しい」と父が考えているからだった。「こんな仕事は子供にはさせたくない。もっと良い仕事がある。」と思っていたのだ。凄く意外な理由だった。建築業界で働く父はその将来の暗さを分かっているのだろう。

続けて父は不機嫌そうに言った、「俺のオヤジの頃のように先が明るくない。昔のようにはいかない」と。

日本はこれからどんどん仕事が減っていく。そんなのは人口を見れば明らかだ。人口の四分の一以上が65歳以上のこの国で、これから有望な業界は医療・介護くらいだ。後は徐々に衰退していくだろう。

父が祖父の会社に勤め始めたときのように普通にやっていけば業績が伸びていくことはまずない。むしろ下がっていく。
こういう現状を父は身を持って感じていたのだ。だから、ああいう発言をしたのだと思う。

「家族を養う為に稼ぐ」という普通のことが、これからますます厳しくなっていくのを肌で感じた。父の例だけでも、昔のように行かない、ということが分かる。

今の日本の現状を当事者として感じている父の言葉は、僕の心にずっしりと響いた気がする。これから自分の力で稼いでいくことについてもっと真剣に考えなければな、と思った。

では。







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