新卒でコンサルという選択は実際どうなのか

4056826294 64f482dca2 z  

photo credit: Megalights / cuellar

僕が今になってコンサルにならなきゃよかったと思う理由という記事を読んだ。この記事を書いた人は昔の自分に向かって「コンサルなんて想像以上に出費が多いし、ドロドロしてるし、ライバルはすごいやつばっかりだし、誰にも喜んでもらえない仕事なんだから、素直に公務員にでもなっておきなさい」と言いたいらしい。

こういう記事を見るといつも「人によって感じることが違うから、なんだかんだいって実際に自分で経験しないと分からないよね」と思う。この記事を書いた人は、「出費が多くてドロドロしていて競争が激しくて誰の役にも立たないコンサルタントになんかならなければ良かった。」と思っているのかもしれないが、同じ経験をしてもこの記事を書いた人と真逆のことを感じる人もいる。結局同じ体験をしたって、誰が体験をするかによってどう感じるかは異なるので、この記事を書いた人がこのように感じたからといって、自分もこのように感じるわけではない。

ましてや、コンサルタントという職種は、この記事を書いた人も言っているように、高給でかっいいイメージのある人気職種だ。だからこういう記事が上がってくると、新卒の時にコンサルの面接に落ちた人や、コンサルにちょっとは興味があったけど受けなかった人が「あ、やっぱりコンサルタントなんてろくな仕事じゃない。ならなくてよかった。」と感じて、自分がコンサルタントにならない道を選んだことを肯定したいがために拡散する傾向にある。つまり、コンサルタントという職種に関する悪いイメージの記事は拡散されやすい傾向にあるため、多く拡散されているからと言って、その記事に説得力があるということにはならない。

更に、コンサルタントという仕事だけではなく、証券会社や銀行や商社なども、ブラックだという噂もあって、たまに「このような会社で働くくらいなら公務員になったほうが良い」、と言っている人も見かける。つまり、業種、職種に関係なく、今やっている仕事がうまくいかないのを自分の考え方や実力のなさのせいにしたくない人たちが、「自分のやっている仕事自体に価値がない」だとか思うことによって、自分が今やっている仕事から逃げる理由を作っているだけに過ぎない。

人間は弱いものだから、このように考えて逃げるのは全く責めれるべきものではない。ぼくもコンサルになって全く成果が上げられなかったら、自分を守るためにこのような思考になってしまうかもしれない。しかし、あくまで仕事が上手くいかなくて、この記事を書いた人のような思考に陥る可能性があるだけであって、全員がそうなるわけではない。むしろ少数派なのではないか。

起業したけれども細々とした生活をしている社長もたまに「起業なんかするもんじゃないよ。サラリーマンが楽で一番」なんて言っている。人間は自分の仕事が上手くいかない時に、自分の能力ではなくて、自分がやっている仕事自体のことを悪くいう癖がある。つまりこういう記事のだいたいがあまり信じるべきものではない。こんな記事を見て、ひよって、コンサルになるのを辞めるような人は、本当にコンサルになんか向いていないのかもしれない。

というわけで、こんな記事に惑わされずに、ぼくは新卒で外資コンサルで働きます。

カテゴリー: 就職活動 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。